コンピューター制御の特徴
初期設定機能
◆簡単な入力だけで、印刷天地見当・マージナルパンチ巾・スリッター位置・折スパイラル位置・折タイミング等のセットが完了します。
※印刷左右見当初期設定はオプションで可能です。
※初期位置精度は粗調整段階までで、マニュアル操作(プリセット機能)による微調整は必要です。
◆設定データを保存することができ、リピートジョブの快速段取りが可能です。
◆規定の紙パス以外でも、ビジュアル設定で柔軟に対応します。
◆他のパソコンとイーサネットで接続することによりジョブデータの通信が可能になります。他のパソコンでジョブデータを作成することはもちろんのこと、複数の印刷機のジョブデータを1台のパソコンで管理することや、大切なジョブデータの自動バックアップも可能になります。
ピッチ制御装置(ピッチコン)
◆正確な用紙の繰り出しを実現し、薄紙から厚紙まで無理なく用紙の長さ(ピッチ)をコントロールすることができます。また、給紙部フィードロールと、加工部&折部プルロールの制御を個別に設定することが可能です。
プリセット装置
◆印刷見当調整は、運転中或いは機械が停止した状態で、各ユニットを任意に選択し、数値入力して調整することができます。
(Ex. 2色目と4色目を選択して0.2mm前進)
版貼り支援機能
◆ユニット別に版貼り作業ができます。
(Ex. 3人で3ユニットの同時作業)
◆版貼り作業終了後に、ワンタッチで天地見当を元の位置に戻してくれます。
給紙径リアルタイム表示機能/
オートストップ機能
◆最初に原反径を入力しておくことにより、運転中の給紙径を1mm単位でリアルタイム表示します。また、予め設定した残紙径で緩動・停止させることも可能です。
インキ自動洗浄装置
◆洗浄液の噴霧とドクターの着脱を自動化しました。2系統の洗浄液(Ex. UVインキ用と油性インキ用)を選択使用することができ、噴霧量と回数を任意設定することが可能です。
自己診断機能/警報装置
◆トラブル発生時に原因をすばやく表示します。メンテナンス/アフターサービスに大変役立ちます。
シリンダーの互換性を確保しつつ、最新のシャフトレス方式を採用し、コンピューターによる精密な制御を実現し、画期的な新機能を盛り込んだ、次世代型ビジネスフォーム輪転印刷機です。
シャフトレス方式(セクショナル・ドライブ・システム)とは?
従来は複数の機械ユニットを1個のモーターで駆動し、その動力伝達にドライビングシャフト(駆動軸)やギアが使われるのが常識でしたが、ここ数年、サーボモーターやそれを同期制御するインテリジェントドライブの高性能化、光ファイバーによるリアルタイム通信の実現にともない、各ユニットを単独駆動するシャフトレス方式の採用が、新聞印刷機や商業印刷機を中心に急速に進んできております。これまで一般的であったインバーター・ドライブは速度を制御することを目的として開発されていますが、サーボ・ドライブは位置を高速、高精度に制御することを目的に開発されており、この方式が機械式同期の限界を突破し、革新的なメリットをもたらすことはもはや疑いのない事実となっております。
スタートダッシュ ドライビングシャフト(駆動軸)のねじれ(弾性変形)に代表されるメカロスがないため、速度変化に対しての応答性が良く、すばやい立ち上がりが特徴です。 |
損紙低減 メカロスがないことに加え、ユニット毎に回転を微妙にコントロールするため、加減速時の用紙のテンションをすばやく安定させ、印刷見当にも狂いが生じません。したがって、損紙が大幅に低減します。 |
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低騒音 騒音の発生源である歯車(ギア)やタイミングベルトが必然的に少なくなり、耳障りな高音域の騒音がカットされます。 |
簡単メンテナンス 潤滑油が必要な駆動部の大部分が削減され、メンテナンスが楽になります。また、オイル切れによるトラブルも激減します。 |
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互換性 TOF型/TOF-W型フォーム輪転印刷機のオフセット交換胴、ファイルパンチカセット、横ミシン胴等、各シリンダー関係は互換性を確保しました。 |
拡張性 TOFシリーズが開発してきた豊富な各種装置及び機能がそのまま使用できます。 |
仕 様
|ラベル&パッケージ印刷機|ビジネスコレーター印刷機|シーター&カッター機|その他|